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04/d47 MUSEUM

「ものづくり」のはんい

夏の展覧会に向け、奮闘中のd47 MUSEUM事務局の黒江です。
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というのも、以前にブログでもお知らせした「d47 MUSEUM 3つの企画」で、8月に予定していた「47クラフト家電」を変更することになりました。

「FAB」という言葉もすっかり定着し、個人や小ロットで様々なモノの生産が可能になっていく今、電化製品も「その土地らしさ」が生まれているはず、、、と、企画してみましたが、これまでに踏み入れたことのないジャンル。分からないことだらけということで、その最先端に行ってみようと、秋葉原にある「DMM.make AKIBA」へヒアリングに行かせていただきました。施設の中には3Dプリンタなどの作業スペースからシェアオフィスまで、もちろん各部屋は撮影禁止の開発拠点。ハードウェアとソフトウェアの違いすら上手に説明できない私にとっては、未知の空間。

そこで、ずばり「47の家電はできますか?」と聞いてみましたが、パーツが手に入りやすい、設備がある等の理由で、現状では都市圏に集まっているということを教えてもらい、なるほど、、、と納得。


そして、これからの新しくて面白い電化製品(のようなもの?)を開発、製作することを、何と呼んでいるのか気になっていたので聞いてみると、「 “ものづくり” かなぁ」という言葉にも納得しました。

私たちがつかう「ものづくり」は、「職人技」や「手仕事」を指すことが多いですが、ここで生まれている製品も、確かに「ものづくり」。
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きっと、ここ数年で「ものづくり」の範囲が大きく広がり、機材をみんなでシェアしながら使う「ラボ」がさらに増え、新しい挑戦を応援する「ファンド」も定番となり、これまで出来なかったような「もの」が生まる。そういうことが各地に浸透していくと「地域らしさ」も生まれるのかなぁ、、、と、お話しを聞きながら思い描きました。

これからさらに変化し、面白くなっていくであろう「ものづくり」に対して、「47都道府県」を追求するには少し時期が早く、あまりにも勉強不足だと感じました。でも、この新しい「ものづくり」の範囲にかなり興味があります。近いうちに絶対リベンジしたい。

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これまで手にしたことのない本を読んだり、人にお会いしたり、イベントに行ってみたり、、、
とにかく勉強する時期も必要です。


そこで、新しい夏の企画の準備が始まりました。
今年の夏は、、、「麺」を47都道府県から集めます!

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その土地でながく愛されている「食」には、必ず各地域と関係する理由があります。
その理由を探しつつ、47都道府県の個性的な「麺」を展示して、即売する展覧会を企画中です。
そこに住む人にとって身近で、当たり前の存在を47集めれば、
地域で愛されているものが持つ共通点も見えてきそうです。
 

この展覧会の重要なポイントは「地元」にどれだけ愛されているか。
これだけは、各地の皆様の声を聞かないことには始まりません。
随時、このブログでも皆さんへのご協力をお願いしていきますので、
8月の展覧会に向け、皆様どうぞよろしくお願いします!

これからも企画が出来上がっていく様子をリアルタイムでお知らせしていきます!!
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d47 MUSEUM事務局 黒江美穂