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04/d47 MUSEUM

インターン日記 ⑦

d47 MUSEUMでは、展覧会ごとにインターンを受け入れています。
そんな学生インターンの日々の様子をアップしています。今回はその第7回目。

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「47 麺 MARKET」の展示風景。ズラッと並んだ商品が印象的です。

d47 MUSEUMインターン4期生の松田です。
インターン生として参加して早2ヶ月。準備を進めてきた「47 麺 MARKET」がついに始まりました。
今回は展覧会初日の様子を紹介します。


「おもしろい企画ですね!」
会場へお越しいただいた方に、今回の企画のコンセプトや「会場内では47都道府県のローカル麺を、1つの展示台につき1商品ずつ紹介しています」とお伝えすると、多くの方にこんなお返事をいただきます。
日本の全国から「麺」を集め、紹介し、実際にその場で購入まできるというのは珍しい機会だからでしょうか。

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展示品の様子。納品時のダンボールもそれぞれ個性的。


それぞれの「麺」の説明に始まり、自分が試食した時の感想や、オススメの食べ方などを紹介。「会期が長いので全ての『麺』をコンプリートしてください!」と、来場者の方との会話も弾みます。「おいしそう!」「これ見たことある」「出張の時よく食べてました!」「地元では本当によく食べます」と来場者の方もいろいろなお話をしてくれます。会話のキャッチボールはとても楽しく、このような時間を過ごせるのは、企画全体を体験できる、このインターンならでは。

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入り口の概要文を興味深く読んでくださる方も。

一方で、来場者の方から「教えていただく」こともありました。
例えば、千葉の「都一」のラーメン。地元では鍋の〆の定番だとか。お話しを伺って、そんな活用方法もあったなと気付きました。また、静岡では、やきそばの麺を蒸す際には、通常の水ではなく、だし汁を使うそう。こうすることで麺の味にコクが加わります。このように「教えていただく」ことがあるということは、予想もしていなかったうれしい発見。

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千葉県の都一の「中華そば」。鍋の〆の具材としても最適。

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だし汁で蒸した静岡県のマルモ食品工業の「富士宮やきそば」。カリカリの肉カスが美味。


また、現在渋谷ヒカリエ8階では食をテーマにした「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2015が開催中。その中のギャラリースペース「8/02/CUBE」に出展中の作家さんが会場にお越しいただいた際に、「そこで出展してるから来てみて!」とパンフレットをいただいたり、「ここではインターンをしてて、普段は学生です」と自己紹介すると、「やったことがないことをやるのは人生の糧になる」と来場者の方から激励のお言葉をいただいたりと、「麺」とは関係のない話に発展することもあります。初めてお会いした方でも「互いに伝え合う」。そんなコミュニケーションをとれたことが素敵だなと心から思えました。

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お越しいただいた作家さんの作品。切り絵を手ぬぐいやボトルにプリントしています。
※すでにこちらの展示は終了しております。
現在はミルクやジャムなどの北海道の美味しいものを紹介中。


 本当に多くのことを感じた、会期初日。たった1日の出来事でしたが、会期はこれから2ヶ月以上続きます!
もっと多くの「麺」を実際に食べ、知識を蓄え、お越しいただく皆様により展示を楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います。インターン生活も折り返し地点ですが、「本番が始まった」そんな気がしました。

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d47 MUSEUM 松田 竜太