d47 MUSEUMでは、展覧会ごとにインターンを受け入れています。
そんな学生インターンの日々の様子をアップしています。今回はその第11回目。
d47 MUSEUMインターン5期生の金田恵美です。
「d design travel SHIGA EXHIBITION」が始まってから、3週間あまり経ちます。
毎日、たくさんの方にお越しいただき、「見たことある!懐かしいー」、「滋賀に行ってみたくなった」などの声をいただき、来場者の方の反応を間近で見れるのは、展示スタッフの仕事の醍醐味だなと感じています。
そして、11月7日には『d design travel』 滋賀号の出版記念イベントが開催されました。
私も、初めてイベントスペースの設営などに参加。
トークショーには大変嬉しいことに、実際に本誌で紹介している現地の方が、たくさん駆けつけてくださいました。商品の誕生秘話や日々のお仕事についてなど、普段はあまり聞くことができないお話しと、編集部を交えた面白いトークに会場内が笑いに包まれ、大いに盛り上がりました。
サラダパンの誕生秘話について話す「つるやパン」の西村さん
鮒鮓(ふなずし)をつくられている「魚治」左嵜さんによるトーク
トークショー終了後は「滋賀を食べる会」をd47食堂で開催。
滋賀県の酒と料理が並び、現地の食文化に触れられて、驚きや新たな発見がありました。
特に、はじめて味わった鮒鮨があまりにも美味しくて、衝撃!!(笑)
「滋賀の食」をおいしくいただき、心も体も元気に。あらためて「食」の大切さを実感した日でした。
現地の方と滋賀のお料理を囲んだ交流会
日本酒もワインもクラフトビールも全て「滋賀」のもの
「つるやパン」西村さんは、サラダパン誕生のきっかけとなった「コールスロー」などのサンドイッチを!
「魚治」の左嵜さんは、その場で鮒鮓をカット。東京では滅多に味わえない切り立ての味が衝撃的!
滋賀展の次の展覧会のテーマは「47都道府県の食の活動家」です!
「食」の生産者の中でも、その「食」の文化や魅力を発信している方々を紹介。
現在は、会場で販売するため、販売商品のリストを作成などの準備を進めています。
着々と、商品のリストを埋めながら、どんな展示になるのか、、、、
来場者の方からどんな反応をいただけるのか、、、、今からとても楽しみです。
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インターンの期間中は、他のスタッフと一緒に、様々なイベントに参加しています。
まず一つ目は、「お茶のさすき園」古西さんによるお茶の勉強会。
「さすき園」は、100年以上前からお茶を製造している老舗で、毎日飲んでもらうおいしいお茶をコンセプトに栽培。
毎年、よりよいお茶を生産できるように、土壌作りにとても力をいれ、契約農家の方々にも徹底して、「さすき園」の土壌作りをお願いしているそう。
また、製造のうち8割は、蒸しの工程で味が決まると言われているそうで、旨味を損なわない加工にも、世界最大の蒸し器を使ったり、強いこだわりが。お茶の木を育てる工程から、加工すべてにおいて、とことんお茶にむきあってる姿勢に、感銘を受けました。私も実際に「さすき園」に見学に伺いたいです!貴重なお話しありがとうございました!
二つ目は、山口県の「地酒のまえつる」の二代目 前鶴健蔵さんによる「d school わかりやすい日本酒」。
一般のお客様向けの勉強会にも参加させていただいています。
勉強会に用意されたお酒はすべて、前鶴さんが今回のためだけにセレクトした山口のお酒。
はじめは、すべてラベルが伏せられた状態で、ひとつひとつ味わうところから。
銘柄の印象から味を想像せず、実際に自分の舌で味わうのは初めての体験です。
「この仕込み水が使われたお酒はどれでしょう?」など、クイズ形式をとりながら、日本酒の奥深さを学び、
フルーティーなものからパンチの効いたものまで、本当にそれぞれ個性のあるお酒をいただきました。
普段なかなかお目にかかれないような貴重なお酒もいただき、改めて日本酒の奥深さや面白さに気付かされました。
イベントや勉強会、生産者やお客様との交流を通して、本当にたくさんの刺激を受けました。
たくさん気付きがあり、盛りだくさんな1ヶ月でした!
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d47 MUSEUM インターン 金田恵美