会 期 | 2017年10月13日(金) - 2017年11月26日(日) |
---|---|
時 間 | 11:00〜20:00(最終入館19:30) |
場 所 | d47 MUSEUM |
料 金 | 入場無料 |
事前申込 | 不要 |
現代、日本中が都市化されている中で、失われつつある「その土地ごとの個性」。そこには、その土地に長く続く暮らしがあります。私たちは、その暮らしの大切さを確認するため、47都道府県を1県ずつ1冊に編集した観光ガイド『d design travel』を、年間3冊のペースで制作しています。本展覧会は、その22冊目にあたる『群馬号』の発売を記念するものです。
約2か月間による現地取材で出会った群馬県の人々の暮らしは、独自のスピード感がありました。何ものにも邪魔されず、いつまでもずっと都会のようにならないでほしい生活リズム、そしてデザイン。それはどこか、我々日本人が思い描く「ふるさと」にとても近い気がしました。音楽をはじめとする芸術、織物、食文化や温泉まで、上毛三山を代表とする大自然に囲まれた暮らしのデザイン。それらは、群馬県の人にとっては当たり前の事で、ややもすると、その重要性が軽視されてしまう事もあります。しかし、そこには独特な創意と工夫があり、その土地を守り、その土地で生きていく意味を教えてくれる"その土地ならではのデザイン"でした。
この会場には、実際にその土地で使われている群馬県ならではの道具や日用品、さらには建材までも、特別にお貸し出しいただき展示しています。展示品すべてに、その場所の歴史と、現在に至るまでの進化があり、知れば知るほど興味深いものばかりです。展示品を通して、本誌では表せられない、実在する"群馬県ならではのデザイン"を体感していただけたらと思います。そして、ぜひ、この展覧会をきっかけに、群馬県、さらには、日本中を旅して「その土地ごとの個性」の大切さを感じてみてください。
最後に、本展覧会、および、本誌制作にご協力いただきました皆様すべてに、厚くお礼を申し上げます。
d design travel 編集部 神藤秀人
群馬号の取材を通して、本誌編集部が出会った、“群馬らしい”デザインと、美味しい手土産のストアが会場内にオープンします。
販売品例
上毛かるた、花山うどんの「鬼ひも川」、ホライズンラボの珈琲豆
西上州竹皮編でんえもんの「ブルーノ・タウトコースター」、笠森が手がける「000」のアクセサリー
PRIRETのストールやブレードカバー、吉田だるま店の縁起だるま など。
※写真は『d design travel 群馬』掲載商品です。実際の販売品とは異なる場合があります。
d47食堂スタッフが群馬県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら「その土地らしい定食」を考えました。
主役は甘辛い醤油ベースのカツ丼と家庭の味のおきりこみ。生芋こんにゃくの田楽味噌と焼きまんじゅうなども登場します。「群馬定食」は、10月11日(水)〜11月26日(日)(予定)まで、d47食堂でお召し上がりいただけます。群馬のビールや地酒なども合わせてお楽しみください。
約2ヶ月間、住むように現地取材を行った編集部が、今の群馬県の魅力、取材の裏エピソード、本展覧会の舞台裏をスライドトークでご紹介します。群馬県の料理を味わう交流会を合わせて開催。"群馬らしさ”を体感してください。
【d design travel show と 群馬を食べる会】
10月19日(木)d47食堂 詳細・お申し込みはこちらから。