会 期 | 2018年2月16日(金) - 2018年4月 1日(日) |
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時 間 | 11:00〜20:00(最終入館19:30) |
場 所 | d47 MUSEUM |
料 金 | 入場無料 |
事前申込 | 不要 |
現代、日本中が都市化されている中で、失われつつある「その土地ごとの個性」。そこには、その土地に長く続く暮らしがあります。私たちは、その暮らしの大切さを確認するため、47都道府県を1県ずつ1冊に編集した観光ガイド『d design travel』を、年間3冊のペースで制作しています。本展覧会は、その23冊目にあたる『千葉号』の発売を記念するものです。
約2か月間による取材で出会った千葉県の暮らしには、古来より受け継がれてきた"開拓心"とも言える、自由で豊かな創造力がありました。かつて海を渡ってきた移住者が開拓した房総半島。自然や人を寛大に受け入れる中、一方で文明とともに発展した東京湾沿岸の近代都市。漁業をはじめ、農業さらには"醸造文化"としても発展し、様々に、おおらかに順応してきた千葉県の暮らし。それは、千葉県の人々にとっては当たり前の事で、ややもすると、その重要性が軽視されてしまう事もあります。独特な「創意と工夫」がその土地を守り、その土地で生きていく意味を教えてくれるーー"その土地ならではのデザイン"です。
この会場には、実際にその土地で使われている千葉県ならではの道具や日用品、さらには建材までも、特別にお貸出しいただき展示しています。展示品すべてに、その場所の歴史と、現在に至るまでの進化があり、知れば知るほど興味深いものばかりです。展示品を通して、本誌では表せられない、実在する"千葉県ならではのデザイン"を体感していただけたらと思います。そして、ぜひ、この展覧会をきっかけに、千葉県、さらには、日本中を旅して「その土地ごとの個性」の大切さを感じてみてください。
最後に、本展覧会、および、本誌制作にご協力いただきました皆様すべてに、厚くお礼を申し上げます。
d design travel 副編集長 神藤秀人
千葉号の取材を通して、本誌編集部が出会った、“千葉らしい”デザインと、美味しい手土産のストアが会場内にオープンします。
販売品例
「Sghr 菅原工芸硝子」のブラックアンドホワイトシリーズ、
「寺田本家」の酒粕ちいず、やさしいラー油、などの発酵食品、
「HAPPY NUTS DAY」のピーナッツバターや、ローストピーナッツ、
「SONGBIRD」のビール各種、「都一」の乾麺、
「大多喜ハーブガーデン」のハーブ など。
※写真は『d design travel 千葉』掲載商品です。実際の販売品とは異なる場合があります。
d47食堂スタッフが千葉県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら「その土地らしい定食」を考えました。
穏やかな気候に活かされる、土の味、海の味、時の味。注文が入ってから叩いてつくるアジのなめろう、ヒゲタ醤油(銚子市)を使ったすましのイワシのつみれ汁、「おおまさり」の茹で落花生と「千葉半立」の煎り落花生の食べ比べ、房州ひじき、寺田本家(香取郡)の「五人娘」が並びます。「千葉定食」は、2月14日(水)〜4月1日(日)(予定)まで、d47食堂でお召し上がりいただけます。
展覧会会場では、3月2日全国発売の千葉号を先行販売いたします。先着で、編集部のぐるぐるパスポートもプレゼント。
約2ヶ月間、住むように現地取材を行った編集部が、今の千葉県の魅力、取材の裏エピソード、本展覧会の舞台裏をスライドトークでご紹介します。後半は、千葉県の料理を味わう交流会で、"千葉らしさ”を体感してください。
【d design travel show と 千葉を食べる会】
2月22日(木)COURTおよび、d47食堂にて 詳細・お申し込みはこちらから。
本誌の発売に合わせ、各地を題材にした同時代の新作落語「47 都道府県落語」を、1 県に1 つずつ、全県つくっていく「d47落語会」。古典落語と、新作の千葉県をテーマにした同時代落語、トークショーの3部構成で、千葉県の「個性」や「らしさ」を、笑いを通して紹介していきます。落語好きの方も、これが初めて!という方もぜひお越しください。
詳細・お申し込みは こちら から。