d47 MUSEUMインターン9期生の鵜崎(うざき)です。11月30日から開催中の「P to P GIET 2018 Problem to Product Gift 」のインターンとして、10月から参加しています。

企画展の第20回目となる今回は、2013年に「47 GIFT」として開催したギフトシリーズの第二弾として開催。日本各地の地域問題に対して「循環」をキーワードに生まれた製品を「P to P」＝「Problem to Product 」として紹介しています。環境、資源、人材の３カテゴリーに分かれていて、これらを循環、継続させる「活動的なものづくり」を「ギフト」として贈る提案する企画です。

マーケット型の展示会になっており、展示台にあるものはそのまま購入していただけます。「実際に触れることができるのが良いね！」と何人かの来場者の方に声をかけていただいたことが、とても印象的でした。

開催までの業務内容

10月から企画の初日までは、出展依頼の電話やメール、社内で共有する出展者情報や商品のリストなどの作成を担当しました。

そして、今までの業務の中でなにより一番緊張したのは、初めての業務メールや電話です。アルバイトでの電話や、学校の先生へのメールとは全く異なります。毎回とても不安でしたが良い経験になりました。メール内容を先輩の確認なく送れるようになりたい、、、自分の無力さを痛感しました。

開催期間が近づくと、「商品情報のリストを早く完成させなければ！」という気持ちでいっぱいに。私以外の人が見ても分かりやすいか試行錯誤しながらパソコンに打ち込みます。パソコンの作業は慣れていたつもりですが、仕事としての作業は責任が伴うので慎重になります。記入ミスがないように最後はすべて紙に印刷し、一つ一つ商品と照らし合わせて確認していきました。

ついに展示スタート!!  新しい業務が増えます

会期がはじまり、店頭業務にも参加。商品の補充作業、会場の清掃、来場者数のカウント、フライヤーの補充などなど。そしてなにより一番ドキドキするのは、接客です。この商品はどんなプロジェクからはじまったのか、どんな思いが込められているのかなど、つくる側と買う側を繋げる役割だと思っています。このインターンに応募したのも、繋げる考え方が素敵だと思ったからでした。（『D&DEPARTMENTに学んだ「伝える店」のつくり方』を読んで、そう思いました。）

そして今回は「ギフト」の企画でもあるため、ラッピングがとても多く、プレゼント内容を相談してくださる方もいて、贈り物のお手伝いができてとて嬉しく思っています。あと、会期終了まで約１ヶ月ですが、最後まで贈り物のお手伝いが出来たらなと思います。

例えばこれは　新潟県の「SUZU365」の商品
地域と人をつなぐ食のセレクトショップ「SUZU365」が手がける、地域の生産者さんのお野菜や旬の食材をつかったお弁当やお惣菜など、お弁当やテイクアウト、カフェがあるお店のオリジナルギフト「SHO SUZUKI NIIGATA」を展示販売しています。こちらは、新潟県内各地の食材の個性を引き出して現代風にアレンジしたソース。
個人的に、ドキドキしながら出展依頼をして、届いた商品の中にはじめて、自分宛に手書きのメッセージがあった思い出があります。私は、佐潟ハーブソルトを試食してとても美味しかったので購入してフライドベジタブルやお魚料理に使いたいと思っています！

展示を通して何を感じてもらえるか

この展示を観て、地域の様々な「循環」について少しでも知っていただく機会になれば嬉しいです。みなさんはこの展示をみて何を思って、何を感じたのか、、とても気になるので、接客をしながらそのようなこともお話できたらと思っています。

私自身、この商品が「なぜ生まれたのか」「どんなテーマのデザインなのか」など詳細やストーリーを聞くととても愛着が湧き、大切にしようという思いが強くなります。今回の展示を通して、各地の商品が持つ背景を知り、それを大切な誰かに感謝の気持ちと一緒に伝える。そんな素敵な贈り物のお手伝いができればと思います。

そんな「P to P GIET 2018 Problem to Product Gift 」は好評につき、会期延長となりました！
会期は2/12まで。是非会場へお越しください。

d47 MUSEUM インターン 鵜崎