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04/d47 MUSEUM

部署名は「まなぶ」?

D&DEPARTMENTに教育部門として「学ぶ」部署が発足。

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d47 MUSEUMの黒江です。これまでミュージアム事務局として展覧会に関わる全ての事柄をメイン業務とし、8/COURTなどでの大型イベント(良い食品博覧会やd47落語会など)を担当してきました。そんなミュージアムでの展覧会やイベントでの取り組みを「学び」部門として捉え、全社視点で整理整頓しながら、運営、アーカイブする仕組みをつくる担当になります。部署名は「まなぶ」になりそうです。 飲食部門は「たべる」、販売部門は「つたえる」、デザインチームは「つくる」になるとか、、、? 今までは「情報編集部」でしたが、これからは名刺交換の際に「まなぶ」に関することをしている人です、と分かりやすくなる、はず。


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「まなぶ」部署の対象と内容

dの活動を未来に「活用」できるように変えていく「まなぶ」部署


【dスタッフのみんなへ】 dらしい働き方の整理

dらしい働き方を以下の3ステップに分けて考えています。
1. 学びの場を設ける、アーカイブする → 2.執筆などによる表現・発信 をする → 3.関係性から生まれる発見や気づきを提案をする

1までは実行している部署が多いですが、2,3を強化していくことで、私たちらしい働きがいに繋がってくると考えています。



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【お客様へ】 ロングライフデザインを学ぶ機会を届ける

d47 MUSEUMでの展覧会も「学びの場」として引き続き発信し続けます。また、d schoolやトークショーなどの既存のイベントと共に、一緒にお店をつくることを目的にした商品選定への関わり方などがアイディアとして出ています。そして、「ロングライフデザイン研究員」として、スタッフや生産者との垣根を超え、一緒に「参加」する仕組みも実行予定。詳しくは後ほど。



【つくり手・企業のみなさんへ】ロングライフデザインを一緒に考える

勉強会やトークショー、現地での見学取材など、一緒にロングライフデザインを考える活動に引き続きご協力をお願いします。また、d47 MUSEUMは2019年から年に3回の企画展(1県を特集するトラベル展ではなく、47都道府県の展示品を集める展覧会)のほぼ全てを、外部キュレーション、または企画協力のある展覧会にする予定です。

理由としては、私たちの価値を
「仕組み」と考えたているからです。この「d47 MUSEUM」という仕組みを使って、47都道府県のロングライフデザインに関わる様々なことを発信してもらえる場所となることを目指しています。例えば、日本全国の文具を集めた本を出版する方がいたら、発刊記念としてd47 MUSEUMでの展覧会+懇親会+トークショー+ワークショップ+現地ツアーなどを通して、よりコアなファンづくりをd47スタッフと共にすることが出来ます。ゲストハウスオーナー達が集まって、展示しながらこれからの課題を話したりするネットワークづくりに活用してもらったり、学生起業家が日本全国らら集まってこれからのビジネスに投資を呼びかけたり、ショートムービーやお酒、クラフトからバイオなど、、、
これまで20回以上の企画展を行なってきたノウハウや、現場スタッフたちによる日々会場が育っていく様子など、単なる場所貸しではない、色々な要素が混ざり合って生まれる「47都道府県」「ロングライフデザイン」「その土地らしいデザイン」を発信していく、面白い場所になればと思います。



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ロングライフデザイン研究員(仮)とは

先ほども話題に出た「ロングライフデザイン研究員」は、スタッフ、お客さん、つくり手の垣根を超えた活動として準備しています。研究員として例えば、d47 MUSEUM展覧会での出展者の元へ取材に行き、執筆したものが公式書籍に掲載されたり、雑誌『d news』に記事を書いたり、研究員で集まって情報交換する交流会をしたり、、、「ながくつづくいいこと」に興味を持っている様々な立場の方に「参加」してもらう研究員です。

私たちは利益を追求するような事業ではないので(汗)、ロングライフデザインを探し、研究し、発信、支えていくには、自分たちだけでは限りがある、、、なので、多くの方に「参加」してもらえる仕組みを考えています。この会員の募集はクラウドファンディングでお知らせする予定です。「ながくつづくいいこと」について、一緒に考え、発信していく仲間の募集です。


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最後に「dプロジェクトスタッフ」のこと

7~8月にかけて、d全社的な大きな採用を行う予定です。今回の募集は「dプロジェクトスタッフ」です。1年間で様々な部署(販売、飲食、ミュージアム事務局、編集部デスクなど)にて研修し、その後、地方店舗の勤務を経て、dで何がしたいかをリアルに設定してもらい、適した部署をお互いに確認。その後マネージャークラスとして活躍する、または独立して自分の店を持つなど、、、これからのdを担う、大きな募集になります。


また、一連の部署で経験を積んだ「dプロジェクトスタッフ」を増やすことで、1週間から1ヶ月など実際に現地での活動(飲食スタッフがお茶摘みの季節に茶畑で研修、陶磁器担当スタッフが窯焚きのお手伝いに行く、地域イベントにスタッフとして参加して運営を学ぶなど)ができるようになるのも目標です。

そのような経験が働きがいになることは、d47スタッフを始め様々なスタッフが自分たちの時間を使って証明しています。そこで得た感動を「伝える」人になってもらうことが目的です。「伝える仕事がしたい」と様々なシーンで聞きますが、「伝える」ことは「実体験の感動の伝達」でしかなく、自分の心が強く動かされたことがなければ、そもそも伝えることってできないのかなぁと思います。その機会を増やすことを目的に、 すぐに始められること、数年かけてやることに分けて進めますが、まず、スタッフ一人一人に求められているのは「自分が何をしたい人か」を周りにプレゼンし続けること、だと思います。


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先日開催したトークショー暮らしかた冒険家の菜衣子さんが「情報は集まってくるんじゃなくて、発信してる人のところに返ってくる!どんなことしたい人なのか分からなければ、何も集まらない!」と話されていて、本当にそうだなぁと思ったので、探していることを改めて書きます(汗)。


<<探している人のまとめ>>

・dプロジェクトスタッフとして働きたい方(7-8月にかけて募集予定)

・d47 MUSEUMのキュレーションをしたい方(d47_museum@d-department.jp 黒江宛へ)

・ロングライフデザイン研究員に興味のある方(7,8月頃にクラウドファンディングにて募集開始予定)


ここまでの長〜い文章を読んでいただき、いずれかの活動がとっても気になる!という方は是非、6月28日のd design travel showと鹿児島を食べる会にお越し下さい。(宣伝と見せかけて、真剣にオススメしています 笑)dの活動の中心的存在でもある『d design travel』のことがよく分かりますし、様々な部署のスタッフも参加します。通常のイベントではスタッフとなかなかゆっくり話せる時間がありませんが、この会は交流できるのも特徴です。編集部や食堂の料理人など、私も会場におりますので直接お声掛けいただけたら嬉しいです。

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次回は現在準備中の3つの展覧会についてお知らせしたいと思います!(d47 MUSEUM 館長 黒江美穂)