会 期 | 2018年10月19日(金) - 2018年12月 3日(月) |
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時 間 | 11:00〜20:00(最終入館19:30) |
場 所 | d47 MUSEUM |
料 金 | 入場無料 |
事前申込 | 不要 |
現代、日本中が都市化されていく中で、失われつつある「その土地ごとの 個性」。そこには、その土地に長く続く暮らしがあります。私たちは、その暮らしの大切さを確認するため、47 都道府県を 1 県ずつ 1 冊に編集した 観光ガイド『 d design travel 』を、年間 3 冊のペースで制作しています。 本展覧会は、その24冊目にあたる『岩手号』の発売を記念するものです。
毎号、私たち編集部は約2か月間、その土地で暮らし、少しずつ、その土地の"らしさ"を実感していきます。そこで出会う人々の暮らしは、個性豊かでありながら、土地の人々にとっては当たり前となり、ややもすると、その重要性が軽視されてしまう事もあります。しかし、そこには様々な創意と工夫があり、その土地を守り、そして、その土地で生きていく意味を教えてくれる"その土地ならではのデザイン" があります。
この会場には、実際にその場所で使われている岩手県ならではの道具や日用品、建築の一部などを特別にお貸し出しいただき展示しています。展示品全てに、その場所の歴史と、現在に至るまでの進化があり、知れば知るほど興味深いものばかりです。展示品を通して、本誌では表せられない、実存する "岩手県ならではのデザイン" を体感していただけたらと思います。そして、ぜひ、この展覧会をきっかけに、岩手県、さらには、日本中を旅して「その土地ごとの個性」の大切さを感じてみてください。
最後に、本展覧会、および、本誌制作にご協力いただきました皆様すべてに、厚くお礼を申し上げます。
d design travel 編集長 神藤秀人
〜岩手は、歩き、進み続ける、光。〜
目に霞む、雪や霧のように、民話や神話、岩手の人々の中にある創造の世界。一歩踏み入れればそこは、宮沢賢治の描いたような"理想郷"なのかもしれない。見えないベールに包まれ、大切に守られてきた「光」。岩手の人は、今も夢や希望を心に抱き、強く、未来に向かっていた。その歩み続ける意志こそ、岩手県らしさだ。
展覧会会場では、11月全国発売の岩手号を先行販売いたします。先着で、編集部のぐるぐるパスポートもプレゼント。
岩手号の取材を通して、本誌編集部が出会った、“岩手らしい”デザインと、美味しい手土産のストアが会場内にオープンします。
販売品例
「滴生舎」の汁椀や箸などの漆器各種、「OIGEN」の鉄瓶やグリルスキレット、「ギャラリー IZUMITA」のすり鉢、
「うるしぬりたしろ」のうるしブローチ、「FERMENSTATION」のナチュラル石鹸や消臭スプレー、「まちの編集室」の盛岡のミニコミ誌「てくり」、
「Mizusaki Note」のりんごジュースやジャム、「ベアレン醸造所」のビール、
「中村工房」や「舞良雅子」のストール、「田中祐子」の盛岡ツイードの小物など県内のホームスパン作家の商品、
ホームスパンの生地をつかったD&DEPARTMENTオリジナル「FROM LIFESTOCK」のトートバッグやPCスリーブ など。
※写真は『d design travel 岩手』掲載商品です。実際の販売品とは異なる場合があります。
d47食堂スタッフが岩手県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら「その土地らしい定食」を考えました。
キラキラと愛おしい岩手の味。岩手県南部地域のお餅文化のくるみ餅や、三陸で採れる豊富な海藻を使った料理なども登場する「岩手定食」は、10月17日(水)〜12月3日(月)(予定)まで、d47食堂でお召し上がりいただけます。岩手のお酒やジュースなども合わせてお楽しみください。
約2か月間の取材に関する様々なエピソードを、編集部が語り尽くす出版記念トークを開催します。旅の間で撮影した写真も数多くお見せするスライドショー形式で、岩手展の舞台裏もご紹介します。さらに、岩手県の料理を味わえる交流会「岩手を食べる会」をd47食堂で開催。料理人自らが生産地を訪れ、食べて感動したものだけで開発した「岩手定食」を中心に、"岩手のおいしいもの”をご堪能いただきます。
【d design travel show と 岩手を食べる会】
10月25日(木)19:00〜22:00 8/ COURTおよびd47食堂にて 詳細・お申し込みはこちらから。
1日を通して漆、漆器、産地を学ぶワークショップや勉強会を開催します。漆を採取する「漆掻き」を体験し、貴重な浄法寺漆でお箸を塗るワークショップをはじめ、漆器の良さや扱い方、漆器ができる工程を知るワークショップや、日本一の漆の産地、岩手県二戸市浄法寺の歴史や特色、二戸市の取り組みなどを学ぶ勉強会の3部構成です。1つだけでも、3つすべてのご参加も可能です。
【わかりやすい漆】
12月1日(土)d47各所(ミュージアム、ストア、食堂)にて。
主催:D&DEPARTMENT PROJECT、二戸市
時間、定員、料金はイベントによって異なります。
詳細・お申し込みはこちらから。
本誌の発売に合わせ、各地を題材にした同時代の新作落語「47都道府県落語」を、1県に1つずつ、全県つくっていく「d47落語会」。古典落語を1席、岩手県をテーマにした同時代落語スタイルで演じる創作落語を1席、そしてトークショーという3部構成で、岩手県の「個性」や「らしさ」を、笑いを通して紹介していきます。
東京会場は11月15日(木)、11月16日(金)の2公演。岩手会場は11月28日(水)です。落語好きの方も、これが初めて!という方もぜひお越しください。
詳細・お申し込みは こちら から。