会 期 | 2019年4月26日(金) - 2019年7月22日(月) |
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時 間 | 11:00〜20:00(最終入館/Last entry 19:30) |
場 所 | d47 MUSEUM |
料 金 | 入場無料/Admission free |
事前申込 | 不要 主催:D&DEPARTMENT PROJECT 協賛:「カルピス」(アサヒ飲料株式会社)、株式会社環境ダイゼン 、株式会社ビオック・株式会社糀屋三左衛門 協力:ALL YOURS フライヤーはこちら 本企画の最新情報や掲載情報はfacebookイベントページで発信中! |
ご好評につき、7月22日(月)までの会期延長が決定いたしました!
d47 MUSEUMでは2012年の開館以来、「旅」「クラフト作家」「これからの暮らしかた」「修理と手入れ」など、様々なテーマで47都道府県の個性を紹介してきました。第24回目となる今回は、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんのキュレーションの元、47つのローカルな発酵食品からみる、郷土料理の多様性から、それらが育む人々の精神性を通して、日本の個性を再発見していただければと思います。
>>>For English click here(pdf)
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発酵文化から紐解く日本の地方文化の多様性
今世界中から注目を集める和食の文化。そのユニークさの秘密は、その土地の微生物の力を活かした発酵食品の存在。
和食の発酵食品というと、日本酒や味噌、醤油や納豆など日常の食卓になじみのあるものが思い浮かびますが、実は日本各地にはその枠には収まらない多種多様なローカル発酵文化が根付いています。その土地の気候や歴史に根付いたバラエティー豊かな漬物や調味料、分類不能のガラパゴス食、人知れず古代の歴史や大陸の文化を受け継いでいる摩訶不思議なルーツ食などなど。
海、山、川に離島。人口わずか数千人の小さな村に世界にも類例のないような特殊な発酵文化が継承されていることも。東西南北津々浦々で受け継がれてきたローカル発酵文化を体系化することで、日本の食文化、そして郷土文化の脅威の多様性を深く理解することができます。
新たな視点で地元の文化の魅力がわかる。数百年の歴史を受け継ぐ醸造家たちに会いたくなる。畑や河辺や丘の上に立って、その土地に吹く風を感じたくなる。
微生物の視点から、ダイナミックな歴史の変遷と風土に根ざした人の暮らしを再発見する『発酵の旅』に誘う展覧会を開催します。
キュレーター 小倉ヒラク
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d47 MUSEUMに集結する47種の発酵文化
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小倉ヒラクの日本全国取材旅
本展キュレーター小倉ヒラクが全国に眠る発酵文化を探る取材旅を敢行!!
【発酵ツーリズム富山】黒づくり:イカスミで真っ黒なエキゾチック塩辛
富山の発酵ツーリズム: 黒づくり(富山県射水)| 京吉 妖しく黒光りする謎の塩辛 富山の魚介の食文化のレベルの高さは尋常じゃない。街場の回転寿司や居酒屋さんで出てくるものでもめちゃくちゃ美味い。超絶リッチな富山の魚介料理…
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【発酵ツーリズム広島】酢:西の海運を制した尾道の産業基盤
広島の発酵ツーリズム: 酢(広島県尾道)| 尾道の造酢文化 豆味噌の桶から滲み出る濃厚液体調味料 『時をかける少女』や『君の名は』の舞台として知られる風光明媚な広島の入江の街、尾道は実は西日本屈指のお酢の街だった。今はそ…
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日本全国取材旅が本に!展覧会公式書籍『日本発酵紀行』、会場で先行販売
小倉ヒラクさんが発酵文化を訪ね、47都道府県を旅した旅行記です。5月下旬の全国発売に先立ち、展覧会会場では先行販売を行います。
微生物の気配にシンクロすれば、道が見えてきた。酒、醤油、味噌はもちろん知られざる発酵食品の現場まで。47都道府県の山、海、島、街を巡って、日本の歴史と未来を見出した前代未聞の発酵文化論。
『日本発酵紀行』
著者:小倉ヒラク(発酵デザイナー)
出版元:D&DEPARTMENT PROJECT
全国発売:2019年5月24日(金)予定
価格:1,800円(税抜)
特別にまえがきを公開しています。こちらからご覧ください。会場では4/26より先行発売。
D&DEPARTMENTネットショップでの購入はこちらから
全国の取り扱い店舗一覧はこちらから
小倉ヒラクさんによる刊行記念全国ツアースケジュールはこちらから
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関連イベントが盛りだくさん!発酵トーク、ワークショップ、角打ちに参加しよう
「Fermentation Tourism Nippon」は、47のローカル発酵食品を通じて、日本における発酵の重要性や、これからも大切に残していきたい、日本の食文化の多様性を明らかにしていくプロジェクト。 d47 MUSEUMでの展覧会のほか、マルシェやトークイベントの開催、書籍の出版、発酵を切り口にした新しい旅のスタイルの提案など、様々な企画を展開します。
関連イベント一覧はこちら。随時更新していきます。お楽しみに!
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日本のびっくり発酵コレクションを買って帰ろう
会場では出展品はもちろん(一部を除く)、日本全国から集まった美味しい珍しい発酵食品や、発酵消臭剤や麹菌など、食べ物だけではない発酵を活かした商品が購入できます。
<販売品例>
八丁味噌(愛知県岡崎)、再仕込み醤油(香川県小豆島)、かんずり(新潟県妙高)
リアルしば漬け(佐賀県呼子)、フグの卵巣糠漬け(石川県美川)、松浦漬け(佐賀県呼子)、奈良漬け(奈良県奈良市)
潮かつお(静岡県西伊豆)、黒作り(富山県新港漁港)
くさや&あおちゅう(伊豆諸島)、碁石茶(高知県嶺北)、甲州ワイン(山梨県峡東)
発酵消臭剤、種麹 など
※会期中期間限定で入ってくる商品もあります。
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発酵旅を疑似体験。3種の「発酵定食」が登場します!
d47食堂がプロデュースする、出展品の発酵食品を使ったオリジナルの定食が、期間中リレー形式で登場します。
左から、「麹づくし定食」「珍味づくし定食」「旨味づくし定食」
「麹づくし定食」4/24(水)〜5/14(火)1,680円
ごと、三五八漬け、白味噌粕汁、鶏肉のトマト塩麹漬け、かんずり
「珍味づくし定食」5/27(月)〜6/11(火)1,680円
奈良漬け、しば漬け、松浦漬け、すんき、あかど漬け、フナずし茶漬け
「旨味づくし定食」6/12(水)〜7/9(火)1,700円
たまりで炊いたつくだ煮、白たまりのおひたし、八丁味噌汁、サバのみりん&いしる漬け、鮭のみりん&しょっつる漬け(魚は出す季節に応じて旬の魚にかわる可能性があります)
定食の他、甘酒や清酒など、会期中にしか味わえないメニューが登場予定。ミュージアムと同フロアにあるd47食堂でお楽しみください。
※提供期間やメニューは、食材の収穫及び仕入れ状況などにより、内容を変更する場合があります。
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プロジェクトメンバー・スポンサー
<プロジェクトメンバー>
【キュレーター】小倉ヒラク(発酵デザイナー)
1983年東京生まれ。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市に発酵ラボをつくる。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家たちと商品開発や絵本・アニメの制作、ワークショップを開催。「手前みそのうた」でグッドデザイン賞2014を受賞。著書に『発酵文化人類学』(木楽舎)など。
【クリエイティブディレクター】藤本智士(Re:S)
1974年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に。著書に『魔法をかける編集』(インプレス)、『風と土の秋田』『ほんとうのニッポンに出会う旅』(共にリトルモア)、『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか、手がけた書籍多数。
【事業プロデュース】小野裕之(greenz.jp/O&G)
1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部を卒業後、ベンチャー企業に就職。その後、ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズの経営を6年務め、2018年、同法人のソーシャルデザインやまちづくりに関わる事業開発・再生のプロデュース機能をO&G合同会社として分社化、代表に就任。greenz.jpビジネスアドバイザー。 ジュエリーブランドSIRI SIRI共同代表。おむすびスタンド ANDON共同代表。
【開催&事務局】D&DEPARTMENT(d47 MUSEUM)
dは「design」のd。47は「都道府県」の数。47の展示台が常設された"日本のものづくりの今"を知るデザインMUSEUM。47の日本の伝統工芸から、若い世代によるクリエイション、観光や地元のデザイントラベルまで。日本で唯一年間を通して、「日本」を俯瞰で眺められる場所です。
<スポンサー>
・ 「カルピス」(アサヒ飲料株式会社)
・株式会社環境ダイゼン
・株式会社ビオック・株式会社糀屋三左衛門
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サポーター企業一覧
青ヶ島還住太鼓/青ヶ島酒造合資会社/旭洋酒/ソレイユワイン/NPO法人離島経済新聞社/OM-X オーエムエックス/おむすびスタンド ANDON/株式会社 なないち/株式会社 万成酵素/公益財団法人 前橋コンベンション協会/五味醤油/谷川醸造 株式会社/灯台もと暮らし/日本仕事百貨/のんびり合同会社/発酵酒場かえるのより道/北欧、暮らしの道具店/VOLOCITEE Inc./三州三河みりん/株式会社 角谷文治郎商店/みつか坊主/ヤマロク醤油/有限会社 マルサン葡萄酒
\ご支援ありがとうございました/
「Fermentation Tourism Nippon」では、知られざる47都道府県のユニークな発酵文化の素晴らしさを世界へ発信するべく、本展覧会を世界中の人が楽しめるように、展示とカタログを英語化するクラウドファンディングを行い、41名の方に393,500円のご支援をいただきました。誠にありがとうございました。
\ご支援ありがとうございました/
「Fermentation Tourism Nippon」では、全国発酵取材旅のサポーターをクラウドファンディングにて募集いたしました。386名、5,849,227円に及ぶご支援をいただきました。誠にありがとうございました。