会 期 | 2021年10月15日(金) - 2021年10月26日(火) |
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時 間 | 12:00〜20:00 ※水曜定休 |
場 所 | d47 design travel store(03-6427-2301) |
事前申込 | 不要 |
代々受け継がれてきた漆を使った加飾技法「蒔絵」の手技を駆使し、その美しさをジュエリーを通して新たに提案している、石川県「Classic Ko」の商品をご紹介します。
d47 MUSEUM SELECTでは、今までの展覧会でご紹介した出展者を改めて特集する場です。今回は2012年に開催された「47 accessories -47都道府県のアクセサリー展-」から、石川県の漆工芸大下香仙工房の「Classic Ko」の蒔絵のジュエリーを紹介します。
漆で文様を描き、乾かないうちに上から金や銀などの粉を撒いて定着させ、さらに漆で塗り込み、何度も磨き上げる蒔絵は、日本独自の加飾の技法です。その伝統的な産地の一つが、石川県加賀市。山中漆器で知られるこの土地は、山中木地挽物といわれる挽物産地でもあるなど、漆器産業が育まれてきました。
漆工芸大下香仙工房は、1894年(明治27年)に創立されて以来127年余り、代々蒔絵をつくり伝え、茶器や棗(なつめ)などの制作から始まり、現在は主に蒔絵・螺鈿のジュエリー生産のほか、ペンメーカーの蒔絵万年筆などを制作しています。「Classic Ko」は5代目の大下香征さんが、時代を経て受け継がれてきた蒔絵の手技を駆使しながらも、 現代の感性によって継がれる独自のミックス感覚を持った「美しさ」をコンセプトに、2008年に立ち上げたブランドです。
今回は、「Classic Ko」のピアス、イヤリング、リング、ネックレス、ブローチ、ピン、バングル、ネックレスなど販売やd47では初となるセミオーダーを開催します。また少人数制のワークショップを行い、蒔絵の技術や歴史をはじめ、「Classic Ko」がどのように進化し、これからも続いていくことをどのように考えているのか、学びの機会も併せて開催します。
\会期中にリング・イヤーカフのセミオーダーを開催!!/
本来ルース(*裸石)となる白蝶貝は、一つ一つの輝きが異なるもの。蒔絵や螺鈿も人の手作業のため同じデザインでもよく見ると一つとして同じものはありません。まだ金具のついていないルース(*裸石に蒔絵や螺鈿などのデザインを施している状態)の中から、お気に入りのルースを見つけていただき、イヤーカフまたはリング(合計8種類)の金具パーツの中から好きなものを組み合わせ、あなただけのアクセサリーをつくることができます。
*事前予約不要
*出来上がりのお渡しについては、数週間お時間をいただきます
石川県加賀地方で125年蒔絵加工を営む大下香仙工房。その工房蒔絵ジュエリーブランドClassic Ko(クラシックコー)。蒔絵とは奈良時代(710年〜794年)の頃から使われている、漆を用いた金装飾技術。Classic Koのジュエリーは、白蝶貝、琥珀、水晶、トルコ石などの天然素材に伝統的な手仕事で蒔絵を施し、世代を超えて永く楽しめるアイテムとして製作。
大下香征
蒔絵師・伝統工芸士・ブランドディレクター。
1972年神奈川県生まれ。グラフィックデザインを学んだ後、結婚を機に石川県加賀市に移住し、漆工芸大下香仙工房(大下宗香)に蒔絵を師事。茶器・棗などの蒔絵装飾を習得する傍ら、木彫作家活動を行う。
2008年蒔絵ジュエリーブランド「Classic Ko」を設立。漆・蒔絵という日本の手業と天然素材を用いて、人と伝統工芸の新しい関係性をカタチにしている。
d47 蒔絵・螺鈿でつくるアクセサリーワークショップ
日程:10月15日(金)〜10月17日(日)
場所:d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F)
詳細・申込はWebサイトをご覧ください。