香川県観音寺にある「やまくに」は、山下公一さん家族3人で営む小さないりこ屋さん。商品の製造・出荷作業の傍ら、様々なイベントや各地のセレクトショップなどに出店し、辰巳芳子さんをはじめとするたくさんの料理家の方とも親交が深く、出汁として使う以外にも「いりこのマリネ」や「いりこ飯」といった、幅広い活用法を提案。勉強会やワークショップを開催し、"本当に美味しい"とは何か？を、正しく伝えるために、日々全国を飛び回るエネルギー溢れる"食の活動家"です。

明治20年創業以来、鮮度の良いいりこ本来の味を大切にし、瀬戸内海産の高品質ないりこを目利き、手作業で選別し、地元の人に信頼されてきた「やまくに」の手仕事。商品のパッケージを手がけるのは、「梅原真デザイン事務所」。催事用の什器は「松野屋」に製作を依頼するなど、現代的なデザインもあわせ持ち、次々と若者へ間口を広げています。

今回は、今年採れたばかりの新物のいりこが届くほか、そのまま食べても美味しく出汁にも使えて万能な「パリパリ焙煎いりこ」シリーズや、いりこ屋がつくる「無添加半生さぬきうどん」など豊富なラインナップが並びます。期間中はd47食堂にて、「やまくに」のいりこをたっぷり使った「香川定食」も登場！食へ関心を向ける大きな流れの一端となっている「やまくに」の、"本当に美味しい"いりこをご紹介します。

やまくに・山下さん在店予定日：8月27日（土）

期間限定でd47食堂にて提供中！

香川定食「やまくに」のいりこうどん

提供期間：2022年8月5日（金）～9月8日（木）

場所：d47食堂（渋谷ヒカリエ 8F） Inatagram / Facebook

価格：1,780円（税込）

◯いりこ出汁のぶっかけうどん

丁寧に選別された「やまくに」のいりこは、鱗が落ちていなくピカピカ。宮川製麺所のお母さんに教わった冷たいぶっかけつゆ。まずはそのまま。薬味はその後のお楽しみに。

◯いりこ飯

いりこを根菜と一緒に炊き込んだ香川の郷土ご飯。いりこの内臓をとり、焙煎した「パリパリいりこ」はそのまま食べられ、料理に使えば出汁も一緒にとれる万能選手。

◯三豊茄子の揚げ浸し

三豊茄子は香川の地野菜。火を入れるとトロ～リとろける食感。揚げてからいりこ出汁にたっぷり浸します。お好みで薬味の生姜とも相性抜群。

◯いりこの出汁がら味噌

出汁をとった後のだしがらも美味しく活用。香味野菜と炒めておかず味噌に。冷やしきゅうりにつけてどうぞ。

◯ちくわの磯辺揚げ

うどんには天ぷらがごちそう。定番のちく天を。うどんと一緒に食べても良し。