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04/d47 MUSEUM

d&RE WEAR 2024 AIZOME染めて着つづける|2/20まで受付中

会 期 2024年1月25日(木) - 2024年2月20日(火)
時 間 12:00〜20:00
場 所 d47 design travel store(d47 MUSEUM内)
事前申込 不要

シミや色あせなどで着られなくなってしまったお気に入りの服を、再びアイテムとして蘇らせるプロジェクト「d&RE WEAR(ディ アンド リウェア)」。天然の藍を使った特別染めのご案内です。

シミや色あせなどで着られなくなってしまったお気に入りの服を、再びアイテムとして蘇らせるプロジェクト「d&RE WEAR(ディ アンド リウェア)」。

定番カラー「黒」「紺」に毎回異なる「シーズンカラー」を加えた3色での受付を年2回開催しています。その他、天然染料や個性豊かな染色技法をセレクトした「特別染め」をご案内しています。

 

2024 AIZOME(特別染め)

今回は、埼玉県羽生市で伝統的な藍染を行っている「武州中島紺屋」で、天然の藍を使った昔ながらの染色方法で一枚一枚手染めしていただきます。

 

受付期間:2024年1月25日(木)~2月20日(火)

返却期間:2024年7月下旬予定

場所:d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F d47 MUSEUM内)

お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

 

※「d&RE WEAR」は全国のD&DEPARTMENT店舗および、webサイトからもお申し込みを受け付けております。

※店頭へお持ち込みいただく前に、D&DEPARTMENT webサイトで注意事項を必ずご確認ください。

※染め直し受付では、お洋服の検品を行います。お時間にはゆとりを持ってお越しください。

※受付終了間際は混雑が予想されます。早めのお越しをおすすめしております。

 

 

■藍染めについて

藍染めは、江戸時代から続く植物染料「藍」を用いた伝統的な染色技法です。近年、合成藍などの化学染料が発展し、さまざまな染色方法がありますが、今回「武州中島紺屋」にお願いする方法は、「自然発酵建て」という昔ながらの染色方法です。染めの原料である「藍」は水に溶けないため、藍の葉を発酵させて染色できる状態にします。自然の力を借りて、藍玉中の細菌が発酵し増殖するのを待つため、ゆっくりと時間をかけてつくられています。

この染色液に浸けたあと、空気中の酸素に触れると化学反応が起き、美しい青色に染め上がります。染めを繰り返していくことで、薄い青色から深みのある紺色まで、藍染めの色を楽しむことができます。 藍は、虫を寄せ付けない防虫効果や消臭効果、そして紫外線をカットする効果もあり、昔から重宝されている染色技法です。自然染めだからこそ、少しずつ色が落ち着いて生地に馴染んでいき、自分だけの藍色として育てていくことも楽しみの一つです。

■武州中島紺屋について

武州中島紺屋は、埼玉県羽生市に1837年に創業し「武州正藍染め」という江戸時代から続く天然素材のみを使用した染色技法を継承しています。羽生市内で昭和初期には100件以上あった紺屋と呼ばれる染色屋も、足袋の衰退や化学染料の発展により、近年稼働しているのは数軒となりました。衰退していく中、4代目の中島安夫さんは、カリフォルニア美術工芸大学で客員教授を勤め海外で藍染めの魅力を広め、埼玉県指定無形文化財技術者としても認定され、藍染めの先駆者として活躍しました。そんな安夫さんの講義を受けた新島大吾さんが、藍染めの魅力に魅了され、安夫さんに弟子入りし、現在5代目を務めています。新島さんは、日々伝統技術を研鑽し、自社ブランドも手掛けるなど新しい表現に挑戦し、藍染めを継承しています。

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