会 期 | 2024年7月23日(火) - 2024年9月 8日(日) |
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時 間 | 12:00〜20:00 |
場 所 | d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F d47 MUSEUM内/03-6427-2301) |
事前申込 | 不要 |
静岡県浜松市在住の染色家・山内武志さんの染物をご紹介。8月24日(土)には、山内さんをお迎えしたワークショップやお話し会も開催します。
静岡県浜松市は、江戸時代から綿織物や染色の産業が発達し、最盛期には約100軒程の染工場があったと言われています。天竜川の豊かな水と、温暖な気候、時折吹く"遠州の空っ風"は、大量の水と乾燥を必要とする染色業にとって、恵まれた土地でした。
染色家・山内武志さんは、紺屋(染物屋)に生まれ、高校を卒業と同時に人間国宝の染色家・故 芹沢銈介の元に6年間師事。地元に戻り、父と紺屋を営みながら、1968年に独立。工房を新設し、染色作家として、独自のものづくりに向き合われています。
染めの仕事は、私たちが想像するよりも遥かに体力を必要とします。山内さんは、86歳を迎えた今でも日々工房に立ち、型紙を彫ることから、糊つけ、調色、染色までのすべての工程をひとりで行なっています。
日々工房に立ち、布と対話しながら、染める続ける情熱は、一体どこからくるのか。工房に飾られていた、柳宗悦の一句「今よりなきに」の手ぬぐい額は、山内さん自身の仕事に対する向き合い方に直結していると感じています。山内さんが染める暖簾、椅子敷き、風呂敷などを通じて、染めものの仕事について、知っていただく機会になればと思います。
\8月24日(土)にワークショップやお話し会も開催/
染めやデザインについてお話を伺いながら、「合羽摺り(摺り込み染)」で文庫本のカバーを一緒に製作します。シンプルな文様を型紙に彫り、反転したり、重ねたり、イメージの変化を楽しみながら染めていきます。また、同日にお話し会も開催します。
染色家 山内武志さんに聞く 染めのワークショップ
8月24日(土)13:00~14:30
参加費:4,500円
定 員:20名
染色家 山内武志さんに染めやデザインについてお話を伺いながら、「合羽摺り(摺り込み染)」で文庫本のカバーを一緒に製作します。シンプルな文様を型紙に彫り、反転したり、重ねたり、イメージの変化を楽しみながら染めていきます。山内さんから教わる貴重な機会、ぜひご参加ください。
詳細・お申し込みはこちらから
染色家 山内武志さんに聞く 染物のお話会
8月24日(土)16:00~17:30
参加費:1,500円※ワンドリンク付き
定 員:30名程度
師である芹沢銈介さんとの当時のことから、最近のお仕事まで様々なエピソードをお聞きします。染色家として現役で活躍している山内武志さんのお話を聞ける貴重な機会、ぜひご参加ください。
詳細・お申し込みはこちらから
アトリエぬいや
浜松にある山内さんが営むギャラリーショップ。山内さんご自身の作品をはじめ、さまざまな民芸品を取り扱う他、定期的に企画展や講演会なども開催。
山内武志(やまうち たけし)
染色家。昭和13年、浜松市に文化年間から続く紺屋に生まれる。浜松工業高校卒業、芹沢染紙研究所に入門。師の創作の傍らで制作の一端に従事。6年間の修業後帰郷し、地元の需要・要望に応えた制作を行うとともに、オリジナルの創作を行い全国各地で展示会を開催。現在も工房に立ち、染めと向き合い続けている。「アトリエぬいや」店主。