ロングライフデザインをテーマにした、D＆DEPARTMENT PROJECTが発刊する『d design travel』（ディデザイントラベル）。34県目となる「広島県」が、10月18日に全国発売されました。現在、d47 MUSEUMでは、本誌の発売と連動し、掲載地で実際に使用されている道具や日用品、工芸品、建築の一部などを特別にお貸し出しいただき、展示することで、広島号を立体的に体感いただく「d design travel HIROSHIMA EXHIBITION」を開催中です。

今回は、「d design travel HIROSHIMA EXHIBITION」の関連企画として、"広島のものづくり" に焦点をあて、広島の「木工家具」と「デニム」について学ぶトークショーを開催！3名のゲストをお招きし、各産業の起源やターニングポイント、これからの展望を伺いながら、"広島らしいものづくり"を紐解きます。

ご登壇ゲスト

株式会社マルニ木工　山中 洋

＜マルニ木工＞

1928年広島県に創業。国内でいち早く高度な曲げ木の技術を確立し、それまで手工業の域を出なかった木工家具に家具の工業生産を開始する。戦後、新種の木材や乾燥技術など世界中から先進的な方法を学び、日本の木工技術革新の牽引役となった。

篠原テキスタイル株式会社　 篠原 由起

＜篠原テキスタイル株式会社＞

創業110年余年の福山デニム専門の機屋。定番のデニムから、サトウキビやバラなどの素材を用いた特殊なデニムも製造。またデニム回収日本一を目指す活動やデニム製造の際に出る、残糸や残布を使ったアップサイクル商品開発など、その活動は多岐に渡る。

デニムのイトグチ　 湯浅 遼太

＜デニムのイトグチ＞

「デニムの魅力を産地から」をテーマにデニム関連事業者が企業の垣根を超えて集まり活動するプロジェクト。 産地ツアー・イベント出店などデニムについて紹介する活動や、産地内でのタテヨコの繋がりを深める活動を行なっている。