食堂の暖簾を、夏仕様に架け替えました。
以前こちらに記事を書いたのですが、
埼玉にある「ポンピン堂」さんにお願いした夏の暖簾が完成し、
食堂は夏仕様に衣替えしました。
昼は窓からの日差しが透け、涼しげ。
夜は重ねられた藍の色の深さが、また涼しげ。
染めの作業を見学した際には、
藍を2度重ねたところまで見せて頂きました。
その時は、下地に染めたクチナシの山吹色がきいて、
夏の山を想わせる緑色をしていました。
さらに藍を重ね、完成した暖簾の色はより自然の力強さが増し、
毎朝その藍の深さにハッとする程、濃紺です。
夏の色といえば明るい色を連想しがちですが、
この暖簾を見ていると、藍の濃紺が日本の夏の色として親しまれてきた事に納得できます。
こうして色で涼を感じ、季節を楽しむ文化を持っていることがとても嬉しい。
そう感じさせる暖簾を作って頂いたことに、感謝です。
(フロアフタッフ 山崎誌乃)