メニュー替えの日、スタッフはいつもよりちょっと早起きして食堂に集まります。

新メニューの勉強会を行っているのです。

 

 

スタートする定食や飲み物が揃うこの日は、毎回スタッフも楽しみにしています。

 

 

 

この日の為に、スタッフは事前資料を用意します。

 

定食を開発したキッチンスタッフに取材をし、分からないことは調べ、

どのような背景でこの料理が生まれたのか、その土地の人にどのように愛されてきた料理なのか等を

紙にまとめたり、みんなで勉強しているのです。

 

 

これは、食堂のワイン担当・宮﨑が、今月用意したワインについて説明している様子。

 

今月は２３日（木）からスタートする「山形定食」に合わせ、山形「タケダワイナリー」さんの

「サンスフル」という発泡酒を用意したそうです。

 

 

朝１０時からの、ワインのテイスティング！楽しい勉強のお時間です（笑）。

飲み比べメニューもご用意しているので、このワインのストーリーをお客様にどのようにお話しようか、

担当の話を聞きながら考えます。

マニュアルはないので、同じワインでも、スタッフによって話すことは違うんですよ！

 

食堂には、ワイン、日本酒、ビール、コーヒー、野菜や穀物等の担当がいます。

勉強会の日は、担当者がスタッフの先生となって、その時にご用意するメニューについて

教えています。

 

その酒が、どのような土地で、どんな想いから生まれているのか、酒蔵や酒屋さんを訪ねたり、

電話で伺ったり、製造工程を本で調べてたりしています。時にはお客様に教えて頂くことも！

 

みんながみんな、そのものに詳しくて担当になった訳ではありません。

「美味しそうに呑むから酒担当！」「健康的で野菜が似合うから野菜担当！」と、

いつのまにか担当になることも（笑）。

 

メニュー替えやこの勉強会を通し、みんな少しずつ知識を蓄えているのです。

 

さて、今月の新メニュー！

 

約１年ぶりの登場、「東京定食」！

江戸の人が好んだという、繊細な味わいの「三白（白米・豆腐・鯛）」。

海苔の佃煮で煮込んだ練り物「江戸煮」のつゆは、ご飯にかけて食べてもおいしいです！

 

 

こちらもお久しぶりの、昨年の人気メニュー「大分・とり天定食」！

カボス入りのポン酢に浸けて頂きます。

こちらの定食をご注文の際は、お味噌汁の中身にもご注目くださいね！

 

 

そして、初登場！「大阪こんぶ土居定食」です！

先日発売された「土居家のレシピと昆布の話」に掲載されているレシピを基に作った、

昆布がたっぷり使われた定食。

 

ロールキャベツは、キャベツもお肉もとっても柔らかく、噛むとじゅわぁ〜とお出汁が

溢れてきます。思わず目を閉じて「あぁ〜！おいしい〜！」と呟いてしまいました！

 

土居家の家庭の味を、食堂で味わって下さい！

 

通常、月に１度のメニュー替えですが、今月はちょっと特別。

11月６日発売予定のd design travel 「山形号」の発売、そしてd47 museumでの「山形展」スタートに合わせて、

２３日からは「山形定食」や、山形の地酒をご用意します。

 

今月末は、山形熱を帯びるd47です！楽しみにしていてくださいね！

 

（d47食堂 菊地妙子）