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06/d47 SHOKUDO

地酒と味わう「山形定食」!

昨日から始まった「山形定食」。

今回は、「山形定食」を、山形の地酒と共に楽しんでみようと思います。

 

山形定食と飲み比べ.JPG

今月の日本酒は、d design travel「山形号」のdマーク、山形「正酒屋 六根浄」の店主・熊谷太郎さんにお願いしました。

 

日本酒.JPG

 

「山形の酒は香り高いイメージがあると思うのですが、今回は食中酒として楽しんで頂ける酒を選びました。」と、

電話越しに語って下さった熊谷さん。

 

それでは、さっそく「山形定食」と合わせて飲んでみましょう!

 

オススメは、「日本酒飲み比べセット」。

4種の日本酒の味わいの違いを楽しむことができます。

 

飲み比べる.JPG

 

「山形定食」と「日本酒飲み比べセット」を注文したら、定食が出来上がるまでの間に、

飲み比べをしながら待ちます。

 

「ふむふむ、おいしい。さっき飲んだのとまた味わいが違うなぁ〜」など思いながら、

酒器の下に敷いてある紙に書かれたコメントをチェック!

 

今回、こちらのコメントも、熊谷さんにお願いしました。

コメントを読みながら飲むと、お酒がまた美味しく感じるのも不思議です。

 

おっと!定食が出来るまで、飲みきらないように気をつけます!(笑)

 

山形定食.JPG

 

出来上がりました、「山形定食」!

芋煮の醤油の香りだけで、うぅ〜ん、よだれがでてきます(笑)。

 

それでは、いただきます!

 

甚五右エ門芋.JPG

 

まずは、山形の行楽料理、芋煮から。

 

ホクホクの甚五右エ門芋は、山形の佐藤さんのお家で代々継承されてきた伝承野菜です。

このホクホクの醤油味に合う酒はなんだろう?と、4種の酒をチビチビ。

 

おむすび.JPG

 

次は、青菜漬けを巻いたおむすび。手で持って、ぱくっ!

 

ごはんに薄く塗られた白味噌が、いい塩梅です。

またここでお酒を挟むと、さきほど芋煮に合うなあ、と思っていた酒とは違う、いい組み合わせのお酒を発見!

 

お麩の唐揚げ.JPG

 

この唐揚げは、お肉ではなく、「お麩の唐揚げ」なんです。

最初はビックリしましたが、サクサクのお麩ならではの食感がクセになりそう。

 

つけもの.jpg

 

からあげを食べた後は、「おみづけ」でサッパリと。

 

山形に行ったスタッフに聞くと、山形の食卓には、サラダのようにどーーんっとお漬物が並ぶのだとか。

箸休めのような存在だと思っていたお漬物が、日本酒に伸びる手を加速させます(笑)。

 

だし.JPG

 

この「だし」が、またうまいっ!ずるずるずるっといただきました。

 

この小鉢は日によって、「ひしょなめこ」という塩で味付けたなめこ料理に変わることもあるそうです。

なめこは、雨の降る日にしか採れないといい、いつ入荷するか分からないそう。

(ちなみに甚五右エ門芋は、雨が降ると採れないそうです!)

 

柿.jpg

 

最後は五十嵐さんの育てている、きめ細かでクリーミーな甘さの庄内柿を。

おいしいなぁ〜と、最後までうっとりしたら、

 

ごちそうさまでした.JPG

 

ごちそうさま!

 

「山形定食」は、山形の壮大な緑の光景を思い浮かべながら、ゆっくりいただこう、なんて思っていたのに、

気付けば山形の食材とお酒に夢中になり、あっという間に食べ終えていました!

 

ひとつの定食と、4種の酒の組み合わせは無限大!?

わたしの見つけた美味しい組み合わせと、お客さんの見つけた美味しい組み合わせについて

語り合いたいです(笑)。

 

食べながら飲み比べ.JPG

 

「正酒屋 六根浄」の熊谷さんは、自らが酒造りを行いながら、酒屋を開いているそう!

 

酒造りのシーズンである冬も、平日は酒造り、土日はお店を開いているとのこと。

なんでそこまでして、お店を開いているんだろう?と思いましたが、熊谷さんとお話していると、なんだか納得。

 

「もっとたくさんの人に日本酒を知ってもらいたいですね。

 お酒を飲めない人にも日本酒に触れて欲しいから、週末は酒粕を使ったクッキーやパン等も作っているんです。」

 

日本酒が大好きな気持ちが、電話越しに伝わってきます。

 

熊谷さんからは、日本酒を「ソーダ割り」や、お燗した酒を氷の入ったグラスに注ぐ「燗ロック」という飲み方も

教えて頂きました。

様々な角度から日本酒の楽しみを見せて下さいます!

 

食堂で熊谷さんセレクトの日本酒を扱う約1ヶ月半の間、

ぜひ、山形の地酒と共に「山形定食」を味わってみてくださいね!

 

(d47食堂 菊地妙子)