8/

06/d47 SHOKUDO

今年も1年、酔い年でした。

2014年も残りわずか。

日本酒担当は、食堂でお出しした酒を思い出しながら、この1年を振り返っていました。

 

飲み比べ.JPG

 

この1年、食堂でご紹介した日本酒は、39種類!

 

新酒.jpg

 

新酒で始まり、

 

福岡.jpg

 

福岡・とどろき酒店さんにセレクトしていただいた夏酒。

 

ひやおろし.JPG

 

秋の始まりには、ひやおろしを用意し、

 

菊酒.JPG

 

9月の「菊の節句」では、菊の花びらを浮かべた酒を呑み、長寿を願う「菊酒」をご用意しました。

 

山形.JPG

 

先日までご用意していた、山形「正酒屋 六根浄」さんにセレクトしていただいた、

食事に合う日本酒も楽しいラインナップでしたね。

 

d design travel誌(以下、トラベル誌)が発刊した事で出会った酒屋さんたちに、

「その土地の、オススメの酒を教えてください!」とお願いし、出会う事が出来た酒たちです。

 

たくさんの種類がある日本酒。

毎月、どの県の、どんな酒をご紹介しようかなぁと、考えてはみるものの…。

 

その土地で、どんな風に呑まれているのか、東京生まれ東京育ちの私には、あまり想像がつかず、

食堂でその土地を感じてもらうにはどうしようかなぁ、と、悶々とすることもありました。

 

この1年で、トラベル誌の発刊に合わせ、その土地の酒屋さんと知り合う事ができ、

連絡する機会が増えましたが、そのうちに、その土地の酒は、

その土地の酒屋さんに教えてもらいたい、と思うようになりました。

 

酒屋さんから伺う酒や酒蔵、酒造りに関わる人の話が面白く、

電話越しに聞こえてくる声のトーンやスピード、方言。

用意してくれた日本酒の味、メニューのコメント文。

 

それらから伝わってくる、酒屋さんのお人柄や、酒に対する想いも一緒にお伝えしていきたい、

と考えるようになったのです。

 

酒屋さんのお話を、私だけではなく日本酒に興味を持つ方にも知って頂きたいと、

今年は第一回の「d school わかりやすい日本酒」を開催することができ、

山口「地酒のまえつる」店主・前鶴健蔵さんをお迎えしました。

まえつる.JPG

 

今後も、全国各地の酒屋さんや酒にまつわる方をお迎えし、行っていきたいと考えています。

 

これは日本酒担当の役得でしょうが、各地の酒屋さんのことを思い出し、

酒が生まれた場所を想像しながら、それをつまみにその土地の酒を呑む、という楽しみを、

わたしはこの1年、こっそりと行っていました(笑)。

 

食堂では、今後もその土地の酒屋さんにご紹介頂いた酒をご用意していけたらいいなぁ、

と思っています。

 

メニューに載っている酒屋さんのコメントや、スタッフの小話からその土地を想像し酒を呑む、

という楽しみ方も、私だけでなく、お店にいらっしゃるみなさんにお伝えしていきたいです。

 

(年末年始、ご家族や大切な方と酒を囲む機会があるかと思いますが、

 ぜひ、この楽しみ方を試して頂きたいです!笑)

 

食堂では、お正月料理に合わせて、佐賀、福岡、山形の新酒をご用意します。

2日と3日は、d design travel storeにて、角打ち形式でこちらのお酒を1杯売りでもご用意します。

16時からを予定していますので、こちらにもぜひ、お気軽に呑みにいらしてくださいね。

 

来年も、酒を通じてみなさまとお話できることを楽しみにしています。

お酒が大好きな方にも、苦手だな、と思っている方にも、

酒にまつわる楽しいお話お伝えしていけたら、と思っております。

 

それでは、今年も1年、本当にありがとうございました!みなさま、酔いお年を!

 

(d47食堂 日本酒担当・菊地妙子)