来年にd47食堂でお出しする麦茶の麦まきのお手伝いに、
群馬県は藤岡市に行ってきました。
以前、d47食堂のフェイスブックでもご紹介したこちらの麦茶。
こちらは、群馬県藤岡市の「秋山農園」さんの「六条大麦茶」です。
はじめてお会いしたとき、秋山さんは「無能薬は当たり前で、特別なことではない」とおっしゃいました。
あえて無農薬を大きくうたわない。その言葉がずっと残っています。
みなさんは、麦茶を飲んで感動したことはありますか?
私ははじめて、この秋山さんの麦茶で感動しました!
今年は群馬定食に合わせて期間限定でお出ししていたので、今は違うお茶になっているのですが、
また来年度にd47食堂でお出しするための、1年分の(!)麦茶の麦まきのお手伝いをさせていただくため、
群馬県に行ってきました。少しですが、作業風景をご紹介します。
訪れたのは11月下旬。
この日の前日の東京はお昼頃までしっかり雨が降ったので、当日の天候にドキドキしましたが、
きれいに晴れ、着込んでしまうと汗ばむくらいに気持ちのよいお天気でした。
d47食堂の麦茶を作ってくださるのは、群馬県は藤岡市にある「秋山農園」さん。
作業に入る前にあたりを案内してくださったのですが、秋山農園さんがある場所は
ついさっきまで街中を車で走っていたのに道を1本入ったら突然に農地が広がるようなところで、
作業の合間にもふと顔をあげてあたりを見回してしまうような、気持ちのよい場所でした。
秋山さんは無農薬に取り組まれており、麦の他に、米や野菜も育てられていて、
毎年昨年とは栽培場所を替えるのだそうです。
今回は、前回大豆を栽培したところに、麦をまきます。
刈り取って乾燥させている大豆をわきによけながら、麦をまく場所を作ります。
今回は4人でお伺いしましたが、できるだけ燃料を使わない方法でやりましょう、と
ひとりずつ役割をいただき、秋山さんと一緒に作業をさせていただくことに。
バケツいっぱいの麦。これから農薬に頼らずに、育っていきます。
この量をすべてまいたわけではないのですが、こちらで約300kgの麦が収穫できるのだそうです。
この状態からは想像もできない量ですね。
耕耘機で耕し、麦をまく溝を作り、
その溝の上に麦をまき、まいた麦に土をかぶせます。
作業中は風が強くて、あまりの強さに私達もあおられてしまうほどだったのですが、
(少し高い位置で麦をぱらぱらっとまくと、風で飛んでいってしまうのです…)
前橋のほうではもっと強い風が吹くのだとか。これが「赤城おろしか…!」と思っていた私たちは驚きです。
開始から2時間ほど。不慣れながらも夢中になって作業しているとあっという間におわり、
「もっとまいていたい!」と思ってしまいました(そのくせ翌日からはものすごい筋肉痛でした)。
今回私達がまいた麦は、来年の夏ごろには、麦茶として食堂でお出しできる予定です!
さらにこの日は、ファームシェアとしてにんにくも植えさせていただきました。
いつも見ているあのままの形で植える、というのも、なんだかおもしろかったです。
こちらも来年にダイニングなどでお出しできる日がくるかもしれません。
最後に、貴重な機会をくださいました秋山農園さん、本当にありがとうございました!
いただいたお昼ご飯が本当に心にしみるおいしさでした。
また成長の経過もお知らせできたらと思っていますので、どうぞお楽しみに!
(d47食堂 永野)