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06/d47 SHOKUDO

福岡県「かしわうどん」

 

今月の麺定食は、福岡県の「かしわうどん」です。(¥1,050)
 
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小鉢は、高菜の産地、福岡県瀬高町の辛子高菜を使った炒り豆腐と、
福岡の朝には欠かせないという、海藻をコンニャクのように練り固めた、おきゅうとの海苔巻です。
 
 
「かしわ」というのは、西日本で広く使われる方言で鶏肉を意味し
そのかしわを、砂糖と醤油で甘辛く煮た具をうどんに載せたのが「かしわうどん」です。
佐賀県の鳥栖駅にある立ち食いうどん屋さんが
駅弁のかしわ飯の具をうどんに乗せたのが始まりだそうで、
今では福岡を中心に、北九州のうどん屋さんで定番メニューになっています。
 
 
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九州のうどんは俗に「くちびるで切れるほどやわらかい」というのが特徴で
私が麺を探すために何軒か福岡県の製麺所に電話したときも
みなさん口をそろえたように、「うちのうどんは九州独特のやわらかい麺ですがよろしいですか?」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
 
中でも、博多の中洲のうどんは特に柔らかいらしく、
「うちのうどんは中洲のうどんだから普通の(九州の)うどんよりもっと柔らかいよ。」と言われたときには、
柔らかさへのこだわりさえ感じました。
 
一説によると、噛まずに飲むのが九州のうどんの食べ方だそうで、
出汁の効いたツユの味がよく馴染むように、弾力のある柔らかいうどんが好まれるのだそうです。
 
今回使用している麺は、
実際に福岡県小倉駅のうどん屋さんに麺を卸している製麺所から取り寄せた、本場の九州うどんです。
みなさんも、是非この機会に九州のうどんのやわらかさを体 験してしてみてください。
 
 
 
(キッチン 鈴木博己)
 

岩国寿司のできるまで

ヒカリエ開業一周年記念メニューの「山口定食 岩国寿司」(¥1,470)。

 

岩国定食20130318_1.jpegのサムネイル画像

 

ヒカリエ1周年記念イベントは本日が最終日となりましたが、

ご好評いただいております岩国寿司は、

9日(木)まで、3日間延長でご提供させていただきます。

まだ、お召し上がりでない方は是非!ご来店くださいね。

 

「岩国寿司」は、お祝いの席などで

昔から食べられている岩国地方の郷土料理です。

 

今日は、その作り方をご紹介します。

 

「さくらもち」は5月9日まで。

d47食堂の月替わりのお餅、4月は桜餅です。桜餅には地域によって2種類あるのをご存知でしょうか。主に関東地方中心で食されている、小麦粉をクレープ状に焼いて餡をくるんだ長命寺と呼ばれる桜餅と、主に西日本中心で食されている、道明寺粉を蒸して餅を作り、あんを包んだ道明寺と呼ばれる桜餅です。

大分県「とり天定食」

4月に入り、新しいメニューが登場しています。今回はその一つ、大分県の冠地鶏の「とり天定食」についてのご紹介です。「とり天」は、大分県民が日常的に食べている郷土料理です。大正時代、別府市に誕生した大分県初のレストランが始まりと言われています。「大衆でも楽しめる、美味しい料理を提供したい」という気持ちから、台湾中華をルーツとし、とり天が誕生したそうです。

喜びカサネテ、幸せのヒカリエ

祝い事は続くもので東急東横線の新渋谷駅開通に、

渋谷ヒカリエ一周年と春から縁起が良い様です。

 

さて祝事料理の一つに、山口県の郷土料理の「岩国寿司」があります。