会 期 | 2025年2月15日(土) - 2025年3月 9日(日) |
---|---|
時 間 | 11:00 - 20:00 |
場 所 | Bunkamura Gallery 8/ |
料 金 | 入場無料 |
一貫して神秘的かつ耽美的な木彫作品を作る世界的彫刻家、舟越桂(1951-2024)。2024年3月に72歳にして逝去された後も、旭日小綬章が追贈され、また彫刻の森美術館では大型回顧展「舟越桂 森へ行く日」も開催され、その作品世界が改めて注目されています。
舟越は独特な存在感を放つ肖像作品で知られる一方、1987年より取り組んだ版画作品において、エッチング、リトグラフ、木版など幅広い技法を駆使し、人間の内面や距離感を探求し続けました。その喜びや悲しみとも捉えられる、空虚であるかのような眼差しは、記憶の奥深くを覗き込むかのように、そして遠い自分を見つめるかの様に、私たちに語りかけます。
Bunkamura Galleryでは1998年より新作版画展を定期的に開催し、舟越の版画作品の魅力を紹介してきました。そして一周忌にして10回目となる今展では、90年代発表の版画や、晩年に手がけたのスフィンクスシリーズなどを中心に、版画作品20余点を一堂に展覧販売。舟越桂が生涯かけて探求してきた人間の秘奥を、是非ご堪能ください。